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卒業式の歌(オペラッタ演奏会形式による)

「うららかな 春の光が 降ってくる」

この文章でメロディを口ずさんだ貴方、長野県人ですね!

小学校の卒業式で歌う定番の歌。

「よい日よ よい日よ
さくらよ かおれ 鳥もうたえ
よい日よ よい日よ よい日 きょうは」


朗らかに歌うこの歌。

わたくし、曲名を知りませんでした(知ってましたか?)

「卒業式の歌(オペレッタ演奏形式による)(小林純一作詞・構成 西崎嘉太郎作曲・編曲)」
というそうです。
16分以上ある長い歌です。
全国各地で歌われていますが、特にここ、長野県での普及率がかなり高そうです!(体感)

歌の構成はタイトル通りオペラ調で
まずは、大きな声を出せば褒められるって知ってる1、2年生が

「仲良く遊んでくださった6年生のお兄さん♪」

と元気に歌えば ちょっとスマシテ3,4、5年生

「よい日 この日 あなたがたは 〇〇小(学校名)を ご卒業~♪」

と続く。

あいまに
声変りが始まるのかな、卒業生が

「ありがとう きみたち ありがとう」

歌い、その歌声で子どもたちの成長を感じるのです。

親世代の私は、書いてるだけで目頭熱くなってしまいます。

親になって聴いてみると
学生の頃聞き逃していた先生の返歌に涙でタオルが絞れます。

「きみたちよ 光は空に みちている
つばさをつらねて むねはって 羽ばたき巣立つ きみたちよ
たとえ あらしが ふこうとも
羽ばたけ 羽ばたけ 行く手には 明るい希望が ひらけてる
きみたちよ 先生はいつも見つめてる
はぐくみ育てた きみたちの かけゆく姿を きみたちよ
たとえ あら波 高くとも
羽ばたけ 羽ばたけ 行く手には 明るい未来が ひらけてる」

15分以上あっても退屈しないし何度聴いても感動します。
全校生徒が多ければ多いほど迫力満点の曲です。

かたや 中学校の卒業式の歌といえば「旅立ちの日に」ですね。
先生が生徒の為に作ったという由来も有名な歌で30年以上歌い継がれてなお風化しません。こちらも先ほどの先生の返歌のように

「自由を駆ける鳥よ 振り返ることもせず
勇気を翼に込めて 希望のにのり
このひろい大空に を託して」(旅立ちの日に)

かがやく未来だけを見て前にすすむ子どもたちを
羽ばたく鳥になぞらえて。
そしてその後ろ姿を見送る 留まる保護者や先生と対比させて。
活き活きと巣立つ姿がありありと思い描ける素敵な歌詞ですね。

私の娘も無事卒業式を迎えましたが
先日合格発表後に
「これであたしも、JK(女子高校生)だぜ~~!」
と羽ばたき駆け出した自分の娘には、不安しかありません。

全国の卒業生
卒業おめでとうございます。

よき新しい旅立ちを!